ヘアサイクルには退行期という髪の毛の成長が止まる期間がある

基本的に、育毛剤を使った場合はすぐに効果が現れるということはありません。

数ヶ月かかることも多く、効果が出るのが遅ければ、数年かかることもあります。

育毛剤が効くまでの時間は、毛髪が生え、抜けるまでのヘアサイクルが重要な問題になるためです。

ヘアサイクルには退行期という髪の毛の成長が止まる期間が1ヶ月程度、休止期という成長が止まった毛髪が抜けるまでの期間がおよそ3ヶ月あると言われており、どれだけ育毛剤を使って栄養を補給しても休止期が終わって次の成長期になるまで新たに発毛することはありえないためです。

もし育毛するとなると、いくらかかるのでしょうか?実際のところ、どの育毛方法を選ぶかによって費用は随分変わります。

もし、自宅で育毛シャンプーや育毛剤を使って育毛するのならば、月に数千円で済むと思いますが、専門医に診察してもらう場合は月に数万円はかかると思います。

もし植毛しようというのであれば、自身の毛髪を使うのか人工毛を使用するかで予算が大幅に変わります。

髪に良いとされる栄養素は多くありますが、特にたんぱく質と亜鉛、ビタミンB群は、育毛には欠かせません。

例えば、たんぱく質はアミノ酸の結合体であり、そのアミノ酸が、毛髪の主成分であるケラチンを作りだします。

そして、アミノ酸からケラチンを合成するために亜鉛を十分摂取する必要があります。

さらに、発毛を促し髪の毛を成長させる毛母細胞は、ビタミンB群によって活性化します。

たんぱく質は豆腐などの大豆製品に、亜鉛が豊富なのは牡蠣、ビタミンB群ならば、緑黄色野菜やレバーが含有率の高い食品になっています。

ヒトの体は60%が水分で出来ています。

ですから、一日に2から3リットルは水分を摂ることをおススメします。

水分補給が不十分な場合、いわゆるドロドロ血というものになってしまい、血行不良になります。

血行不良は髪の成長に必要な栄養素が届かなくなる原因ですから、育毛にとっては悪影響になります。

あるいは、皮膚組織の状態も水分量が関係していますから、頭皮にも悪影響である事は言うまでもないでしょう。

栄養価の高さで知られるゴマは、摂取することで育毛効果のある栄養素(たんぱく質、亜鉛、ビタミン)すべてをゴマで補うことができます。

黒ゴマの表皮にはホルモンバランスに働きかけるリグナンが含有しているため、より育毛に適しています。

でも、栄養と同時に脂質も多く含んでいるものなので、過剰に摂取すると反対に、身体に負担がかかりかねません。

育毛というより、薄毛や抜け毛を予防するというつもりで調度良い量を食べるのがコツだと言えます。

日常生活の質を高めることは、巡り巡れば、髪のためになることばかりです。

一例を挙げると、新陳代謝は睡眠時に最も活発になるため、寝不足が続くと健康的な髪の成長を阻害するのです。

または、運動不足も新陳代謝の低下と血行不良の原因になりますから、育毛には厳禁だといえます。

血の巡りが悪いと毛髪が成長するために必要な栄養が、頭皮に行き渡らなくなるからです。

2016年、リーブ21という有名な毛髪専門クリニックがウーロン茶に薄毛の原因を抑制する作用があるというレポートを学会で発表しました。

少し詳しく話しますと、主な薄毛の原因はDHTという男性ホルモンから変化したホルモンで、ウーロン茶はこの変化を促す酵素の働きを抑制する効果が確認され、男性型脱毛症(AGA)タイプの薄毛改善に効果が見込めるということでした。

けれども、単純にウーロン茶を飲めば髪が生えてくるというわけではありません。

女性ホルモン「エストロゲン」と似た化学構造と働きがあるとされるイソフラボンは、男性ホルモンの活性化を抑えて、薄毛を改善する効果があると言われることがあります。

ですから、育毛効果にも期待がもてるとも言われますが、科学的根拠に則った説ではないので、注意が必要です。

普通、イソフラボンというと大豆イソフラボンの名前が認知されていることからも分かるように、イソフラボンを多く含んだ食品としては、納豆や豆乳などの大豆製品を挙げることができます。

もし女性の方なら、ホホバオイルの名前に聞き覚えがあるかもしれません。

メイク落としやスキンケア用品として有名なこのオイルは、頭皮マッサージで使用するのもおススメです。

奇跡のオイルとも呼ばれるホホバオイルは、ホホバという木の実から採れるもので、皮膚への浸透率がとても高いのです。

ですから、スッと肌に浸透し、べたつかず頭皮の皮脂量を適正にして、頭皮の環境が改善するという訳です。

頭皮にトラブルがあっては毛髪にも問題が出てしまうので、ホホバオイルでマッサージすれば育毛に役立つと言えるでしょう。

毛穴から産毛が生えてきたら、育毛が成功する可能性あります。

髪の毛の元となる毛母細胞がしっかり働いている場合は、新しい産毛が理想的な髪の毛として成長していくでしょう。

ですが、まだ毛母細胞の活性化が不十分な場合は、産毛に栄養がいかず、抜けてしまう事になるでしょう。

新しく産毛が生えたからといって治療は成功したと思い込んでしまうと、悲しい思いをするかもしれません。